理念

現在、近代医学等のめざましい進歩により、疫病の診断や治療の技術は日進月歩の観がありますが、生活様式の変化、さらには高齢化長寿社会の進展は疾病構造を大きく変えつつあり、また福祉社会のニーズも多様化しつつあります。


一方、人々の健康を求める願いは高まり、各方面から様々な健康法が提供され、企業や学校などでも健康管理が進められております。現在社会に生きる我々国民が幸せに長生きするためには、なによりも健康が一番大切であります。


しかしながら、これらのさまざまな健康法や健康管理の中には理論的な裏づけを欠くものや、あるいは一面的理論から短絡的に導きだされて実証的に欠けているものなどもあることは否定できません。また健康に対する考え方を十分に検討され確立されているとは言いえません。健康をとらえるのには医学を疾病科学と健康科学の二面から捉えてゆくことが大切です。


今までの医学は疾病の治療に重点がおかれましたが、今日では健康を維持増進するため一人一人が自分の健康管理をしなければならないことが認識されてきました。言い換えると人間の健康についての体型的、実際的視野のもとで総合化した健康のトータルシステムづくりが必須の条件とされています。このことは“病気を予防”する、“健康を維持する”の二つの面を確率させ、一日も早く個人処方ができることが基本になると思います。


このように健康の科学的裏付けを図ることが疾病の予防につながり、ひいては福祉サービスの向上に役に立つことを確信し、そして人々が健康と福祉を基盤に希望と生きがいをもって明日を迎えられる社会とするため、本財団は健康の理念の追求と健康科学に関する分野の研究を助成し、推進するとともに保険医療及び福祉を統合した、いわゆる「社会サービス」の事業活動を行い、もって総合人間科学の振興を図ろうとするものでもあります。


設立年月日 昭和60年2月7日
主務官庁 厚生労働省

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